AI研究に必要なツール・データ・調達の考え方
AI研究開始に必要なツール・データ・調達の検討ポイント
― AI for Science時代の研究費申請・研究環境づくりに向けて ―
AI研究の開始時に、以下の段階で検討が滞るケースはありませんか?
- 計算環境は決めたが、使うべきソフトウェアが選べない
- 海外のAIツールや解析サービスを使いたいが、契約・調達方法が分からない
- 研究データを外部サービスで扱ってよいのか判断が難しい
- 申請前に、概算費用や導入可否を確認できていない
AI for Scienceの推進により、AIを活用した研究は、ライフサイエンス、材料科学、工学、人文・社会科学など、幅広い研究領域へ広がっています。
一方で、AI研究を実際に始めるには、GPUやワークステーションなどの計算環境だけでなく、解析ソフトウェア、外部AIサービス、研究データの取り扱い、海外製品の調達条件など、検討すべき要素が多岐にわたります。
特に研究費申請の段階では、「どのツールを使うか」「そもそも調達できるか」「概算費用はいくらか」が明確になっていないケースも少なくありません。
本記事では、AI for Scienceに関連する研究を検討している研究者の方に向けて、研究費申請や研究計画の前に確認しておきたいツール選定・データ管理・調達可否の考え方をご紹介します。

AI研究では「構成」だけでは完結しない
本記事で扱う「AI for Science」は、AIを科学研究に活用し、研究の高度化・加速化を図る取り組みを指します。文部科学省では「AI for Science萌芽的挑戦研究創出事業(SPReAD)」として、AI利活用の初心者も含めた新たな研究アイデアへの挑戦を支援しています。
参考:文部科学省「SPReAD 1000 – 研究の可能性を、AIで解き放つ」
近年、AIはデータ解析だけでなく、仮説生成、モデル構築、実験の自動化、自律化など、研究プロセスのさまざまな段階に関与する技術として活用が進んでいます。
AI研究ではGPUや計算機環境が重要な要素になりますが、それだけで研究環境が成立するわけではありません。研究費申請や研究計画の段階では、「どのような計算環境を用意するか」とあわせて、「どのツールを使うか」「必要な製品やサービスを調達できるか」「研究データをどのように扱うか」を事前に検討材料としてまとめておくことが重要です。
これらを早い段階で確認しておくことで、申請内容の具体性を高めやすくなり、採択後の導入・運用も円滑に進めることができます。
以下はAI研究を進めるうえで検討対象となる主な要素です。
これらは個別の項目として確認していく必要がありますが、研究費申請の観点では、次に示す4つの要素に分けて捉えることで、全体像を把握しやすくなります。
事前に把握すべき項目の例
- 解析・モデリングに使用するソフトウェア
- データ処理・可視化・管理ツール
- 研究データの保存・共有・アクセス制御
- 外部AIサービスの利用条件
- 海外製品の契約・調達方法
- セキュリティ・リスク管理・知財保護
研究費申請前に確認したい4つの要素
申請書の具体性を高めるには、計算環境だけでなく、ツール、データ管理、調達条件まで整理しておくことが有効です。
環境構成
解析ツール
セキュリティ
・外部AI利用制御
・リスク管理
海外製品
とくに③データ管理は、外部AIサービスの利用や研究データの取り扱いに関わるため、早い段階で具体化しておくことが有効です。
AI利用時のデータ取り扱いイメージ
外部AIサービスの利用時は、「そのまま使う」のではなく、契約条件や利用範囲を確認したうえで適切に管理することが大切です。
ユニポスが支援できること
ユニポスは、研究開発に必要な海外ソフトウェア、AIツール、外部サービス、研究用製品の導入を支援します。
「候補となる海外ツールを探したい」「国内で購入できるか分からない」「契約条件やライセンスを確認したい」といった段階からご相談いただけます。
研究テーマや利用目的をもとに、候補製品の調査、海外メーカーへの確認、見積取得、契約・ライセンス条件の確認などを一貫してサポートします。
このようなご相談に対応できます
- 海外ソフトウェアの候補調査:AI研究に適した製品や解析ツールを初期段階から検討できます
- 論文・海外事例ベースの導入確認:文献や事例で見つけたツールの導入可否を確認しやすくなります
- 研究費申請前の概算把握:用感や調達可否を事前に確認し、実現性の高い申請につなげます
- 契約条件・ライセンス確認:利用条件やライセンス形態を明確にし、データ利用や知財リスクを適切に管理できます
- 信頼性を重視したツール選定:データ・知財・情報保護の観点を踏まえた検討が可能です
- 海外メーカーとのやり取り:問い合わせや見積取得、購入手続きまで一括で対応します
AI研究に必要なツールがまだ明確でない段階でも、検討内容に応じた候補選定の中で方向性が見えてきます。
調達条件や利用可否を見通しておくことで、判断の迷いを減らし、次にとるべきアクションが明確になります。
研究費申請前に、調達の不確定要素を洗い出しませんか?
研究費申請の段階では、「どのツールを使うか」「そもそも調達可能か」が確定していない場合も多くあります。
申請書を書き進める前に、利用可能な製品やサービスの候補、概算費用、調達可否を整理しておくことで、申請内容の具体性を高めやすくなります。
ユニポスでは、検討段階のご相談から対応しています。

