OpenArm V1.1 / 2.0 比較ガイド|違いとモデル選定のポイント

OpenArm V1.1 / 2.0 比較ガイド サムネイル

フィジカルAI・ロボット学習・遠隔操作研究向け

OpenArm V1.1 / 2.0 研究用途に合うモデルの選び方

OpenArm V1.1 と 2.0 は、基本性能の多くを共通して備えていますが、視覚機能や遠隔操作の構成、拡張方法に違いがあります。本ページでは、両モデルの特徴を比較し、研究内容や導入条件に合うモデルを選ぶためのポイントをご紹介します。

このページでわかること

OpenArmの概要と研究開発での主な活用例

V1.1と2.0の共通性能と主な違い

研究内容や導入条件に合うモデルの選び方

導入時に検討したい周辺構成とサポート内容

ABOUT OPENARM

OpenArmとは

OpenArm は、片腕7自由度のアームを左右に備えた、オープンソースの双腕ロボットプラットフォームです。模倣学習、遠隔操作、双腕協調制御、ロボットマニピュレーションなど、実機を用いた研究開発に活用できます。

OpenArm 双腕ロボットプラットフォーム

OpenArm 双腕ロボットプラットフォーム

フィジカルAI

実環境で動作するAIモデルの開発・評価

模倣学習

人の操作をもとにした学習用データの収集

遠隔操作

操作者の動きをロボットへ反映する制御技術の検証

双腕操作

両腕を連携させた把持や物体操作の研究

各モデルの製品情報

V1.1 / 2.0 の詳細は、各製品ページでご確認いただけます。

COMPARISON

共通性能と主な違い

両モデルは、自由度や可搬質量などの基本性能を共通して備えています。選定時に確認したい主な違いは、視覚情報の取得遠隔操作の方法実験環境の拡張性の3点です。

共通

共通する基本性能

自由度

片腕7自由度 / 双腕合計14自由度

質量

片腕5.5kg

可搬質量

定格4.1kg / 最大6.0kg

制御

1kHz CAN-FD

違い

選定を分ける3つの違い

01

視覚機能

OpenArm 2.0 は、RGBカメラを内蔵したグリッパを採用しています。

02

遠隔操作

V1.1 は「Leader Arm Set」、2.0 は「OpenArm KER」を操作入力として組み合わせます。

03

実験環境

OpenArm 2.0は、カメラや設置条件を揃える「OpenArm Cell」を追加できます。

DETAILED COMPARISON

モデル別の詳細比較

モデル選定で確認したい仕様や構成を、項目ごとに比較します。青い背景の欄では、OpenArm 2.0 で追加された機能や拡張内容を確認できます。

比較項目
従来モデル OpenArm V1.1 双腕操作を中心とした基本モデル
最新モデル OpenArm 2.0 視覚機能と周辺構成を拡張したモデル
アームリーチ
633mm
606mm V1.1より27mm短い設計
グリッパ・視覚
標準グリッパ V1.1の標準エンドエフェクタ構成
RGBカメラ内蔵2指ピンチグリッパ グリッパ視点の画像取得に対応
上部ステレオカメラ
専用のカメラ構成なし 必要に応じてカメラ環境を別途検討
カメラ付き / なしを選択可能 上方から作業領域を観測する構成を選択可能
遠隔操作側の構成
Leader Arm Set を使用 操作側と動作側のアームを組み合わせた遠隔操作
OpenArm KER を追加可能 モーターレスの操作入力装置を利用
実験環境
研究内容に応じて個別に構成 カメラや設置設備を研究室ごとに用意
OpenArm Cell を追加可能 カメラ、照明、設置条件を共通化
参考価格帯
USD 5,000~ 左右2本構成
USD 6,000~ 左右2本構成 (上部ステレオカメラなし)
選定の目安
双腕操作や遠隔操作を中心に研究する場合
視覚を用いた操作や環境拡張を行う場合

※記載価格は、2026年9月時点のWowRobo公式販売ページに基づくメーカー直販参考価格です。実際の価格は、購入方法や選択する構成により異なります。

HOW TO CHOOSE

研究用途別の選び方

ここまでの比較を踏まえると、モデル選定では、必要な機能と将来の拡張範囲を見極めることがポイントになります。研究内容や導入条件に近い項目を、選定の目安としてご確認ください。

基本性能とコストを重視

OpenArm V1.1

  • 双腕操作、把持、ロボット制御を中心に研究したい
  • グリッパ内蔵カメラや専用セルを必要としない
  • Leader / Follower方式による遠隔操作を行いたい
  • 基本性能を確保しつつ、導入コストを抑えたい
  • 既存のV1.1環境や研究資産を引き続き活用したい

視覚機能と拡張性を重視

OpenArm 2.0

  • グリッパに近い位置から画像を取得したい
  • 視覚認識と把持・操作を組み合わせたい
  • OpenArm KER を用いて遠隔操作データを収集したい
  • OpenArm Cell でカメラや設置条件を共通化したい
  • 視覚機能や周辺構成の将来的な拡張を重視したい

EXPANSION OPTIONS

研究目的に応じた拡張構成

OpenArm 2.0 は、研究内容に合わせて周辺製品を組み合わせられます。必要な構成だけを追加することで、研究目的に沿ったシステムを構築できます。

ロボット本体

OpenArm 2.0
研究目的に応じて追加

遠隔操作・データ収集

OpenArm KER
OpenArm KER

操作者の腕の動きを取得し、OpenArm 2.0 へ反映するモーターレスの操作装置です。

研究での活用

遠隔操作・模倣学習用データの収集

OpenArm KER の詳細を見る →

実験条件の共通化

OpenArm Cell

カメラ、照明、アーム位置、作業領域を共通化するモジュラー型の研究セルです。

研究での活用

条件を揃えたデータ収集・評価

OpenArm Cell の詳細を見る →

※OpenArm KER および OpenArm Cell は、OpenArm 2.0 本体とは別に追加する構成です (OpenArm 2.0 本体は含まれません)。

SUMMARY

OpenArm選定のまとめ

OpenArm V1.1 と 2.0 は、単純な下位モデルと上位モデルの関係ではありません。共通する基本性能を踏まえたうえで、研究に必要な機能や構成に合うモデルを選ぶことが重要な判断材料になります。

01 比較の前提

基本性能だけでは選定は決まらない

自由度、可搬質量、制御方式など、双腕操作の基盤となる性能は両モデルに共通します。

02 選定の分かれ目

必要な機能と構成を照らし合わせる

視覚機能、遠隔操作の方法、実験環境の範囲が、モデル選定を分ける主な要素です。

03 導入前の確認

予算と将来の拡張まで含めて判断する

現在必要な構成に加え、今後追加する可能性も研究計画とあわせて確認します。

研究計画に必要な機能と構成を基準に、適したモデルを選ぶことがポイントです。

SUPPORT

OpenArmの導入をテガラが支援します

モデル選定後は、OpenArm 本体の調達から、制御用PCやカメラを含む研究環境の構築まで、必要な範囲をまとめてご相談いただけます。

UNIPOS

海外製品の調達

OpenArm をはじめとする海外製品の調査・見積から、メーカー確認、輸入、国内納品まで一括して対応します。

UNIPOS サービス詳細 →

TKS

研究環境の構築

OpenArm と制御用PC、GPU、カメラなどを組み合わせ、研究内容に合わせた実験・開発環境を構築します。

TKS サービス詳細 →

HW Builder 360

ハードウェアの製作

公開CADやBOMをもとに、部品調達から加工・組み立てまで、オープンソースハードウェアの製作に対応します。

HW Builder 360 サービス詳細 →

CONTACT

OpenArmの選定・導入についてご相談ください

使用するモデルや周辺機器が決まっていない段階でもご相談いただけます。研究内容や必要な機能をもとに、製品選定や構成、お見積もりについてご案内します。

OpenArmについて相談する →

このような段階でもご相談いただけます

  • V1.1 と 2.0 のどちらが研究用途に合うか確認したい
  • OpenArm KER や Cell を含めた構成を相談したい
  • 制御用PCやカメラも含めて導入を検討したい
  • 価格や納期、購入方法について確認したい